前置き:不安で憂鬱な方へのオススメ本

・なんとなく会社や学校に行きたくない。
・ガマンできないほど辛いわけじゃないけど、なんとなく毎日が楽しくない。
・休日や休み時間の終わりかけにとてもテンションが下がる。
そんな風に日々を過ごしているのは、私だけでしょうか。
私に至っては、好きなことをしているときもぼんやりとした不安が頭を離れなくなり、とうとう本に救いを求めるようになってしまいました。
この記事では、そんな慢性的な不安を抜け出すきっかけになるかもしれない本をご紹介します。
著書『精神科医が教える ストレスフリー超大全』
この本はタイトルの通り、精神科医をされている樺沢紫苑先生が書かれている本です。
本書は不安への基本的な解決法だけでなく、仕事や健康などのよくある悩みの具体的な解決方法を提案してくれます。
また、本書の中で挙げられている悩みは、著者の樺沢先生が精神科医として活動をする中でよく聞かれることのまとめであり、大体の人は本書で悩みの9割が解決できるそうです。
この記事では悩みの基本的な解決法をメインに、本書を紹介していきたいと思います。
悩んでいるだけでは、悩みは解消されない

本書曰く、悩みはピンチのときに生まれるもので、ピンチの人に速くそこから脱出するように急かすための機能なんだそうです。
なので、悩みを減らすにはピンチから脱出するために行動するのが大切で、逆に行動せずに悩み続けていると、悩みはかえって強くなってしまうんだそうです。
100%的確でなくても、行動すれば悩みは必ず小さくなる。と本書には書いてあります。
私も思い返せば延々と悩むばかりで、ほとんど行動はとっていなかったような気がします。
しかしながら、行動のやり方が分からないから悩んでいたわけで、そんな簡単に「行動しろ」と言われても困る。とも思いました。
しかし大丈夫です。本書には行動のやり方が詳しく書いてあります。
自分の悩みを分析し、解消方法を調べて行動しよう
本書曰く、悩みの解消は以下の手順で進んでいきます。
1.悩みの原因に気づく
2.悩みの解消方法を知る
3.悩みを解消するために行動する
悩みを書き出して、悩みの原因に気づこう
まずは、自分の悩みを紙に書きだします。
このとき、できるだけたくさん書くのがコツだそうです。箇条書きでもよいので、とにかく書き出していきましょう。
悩みを書き出し終わったら、次はそれを文章にまとめます。
文章にまとめるときは人に相談するつもりでやると良いそうです。
(例)「私は、上司との人間関係で悩んでいます。上司は、私のちょっとしたミスに過剰に反応します。そんなことで、いちいち怒らなくてもいいのに。1日1回は怒られています。気分もへこみます。正直、会社に行きたくありません。どうしたらいいでしょうか?」
精神科医が教える ストレスフリー超大全
自分でまとめた文を改めて読み返していくと、悩みの原因に気づけるようになってきます。
本を読んで悩みの解消方法を調べよう
自分が悩んでいる原因に気づけたら、その解消方法を調べます。
調べるときのゴールは具体的な行動方法を3つ見つけることです。
自分ができそうな行動を探して、ノート等にメモしていきましょう。
調べ方は色々な方法がありますが、本書では本で調べることを推奨しています。
ちなみに本書の後半にもありがちな悩みがたくさん書かれていて、大体は解消方法が見つかると思います。
あとは、とりあえずやりがちなインターネット検索はオススメできないとのことです。情報が断片的で、信頼性も微妙なんだとか。
解消方法に従って行動してみよう
解消方法を調べ終わったら、早速行動に移しましょう。
まずは1~2週間、行動を継続することを目標にします。
もし行動が1~2週間続かなかったときは、行動をもっと簡単なものに置き換えて再チャレンジします。
行動が無事継続できたら、以下の手順で振り返りもやってみましょう。
1.うまくいっていない理由を3つ書く
2.うまくいっている点を3つ書く
3.次にやる行動を3つ書く
で、次にやる行動をまた続けていきます。
以上のサイクルを回していくと、事態が好転して悩みの原因も小さくなり、行動しているという事実が不安感情を和らげてくれるそうです。
おわりに:悩める方は目次だけでも眺めてみてはいかがでしょうか
以上、ストレスフリー超大全のご紹介でした。
本書には他にもいろいろな悩みへの対処法が書いてある他、「仕事」「お金」「健康」「恋愛」など、もっと具体的な悩みへの対処法もずらりとあがっています。
最近悩んでいることがある方は、一度本書の目次をご覧になり、購読を検討してみてはいかがでしょうか。
私も本書のお陰で、自分の悩みの原因が少しずつ分かってきました。
お金もない、仕事も辛い、体力もない、故に自信もない・・・といった具合に、長年見て見ぬフリをしてきたものが山積していました。
地道に少しずつ、行動していきたいと思っています。
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